両替や送金で節約できる、便利なサービスを紹介しちゃいます!
今、円が高いです!
わたしがカナダに来たときには、1カナダドル=110円位だったのに、2018年3月16日には1カナダドル=80円台まで円が強くなりました。
円が強くなったり弱くなったりするのは、どこかのお騒がせな大統領が何かやらかした時など、予測ができないので、為替で損する稼得するかは結果論なんですが、これだけ差がつくと悔しいです。やっぱり。
円が強くなったらその分カナダドルを買い増せばいいんですが、買い増すだけの円の資金がないし...しょぼん。
気を取り直して(やけくそ?)、今回は、円とカナダドルの両替レート(為替)の他、手数料のかからない海外送金の方法についてご紹介します!
円高とはどういう状態?
円高だと留学費用はどう変わる?
さて、円高の状態にを把握したところで、次は円高が留学費用にどう影響するのかみて行きましょう。語学留学に必要な準備にはどんなものがあるの?
- 授業料等・・・語学学校の入学金、授業料
- 滞在費・・・ホームステイ、シェアハウス
- 現地でのお小遣い・・・食費、日用品など
- 航空券代・・・カナダまでの航空券
円高の時に留学する場合の費用シュミレーション
カナダに3か月留学する場合の費用
【平均的な費用の目安】
- 授業料等 4000ドル
- 滞在費 2700ドル
- 現地でのおこづかい 600ドル
- 航空券代 1500ドル
(※2018年1月25日 1ドル=88.36で換算)
カナダに6か月留学する場合
【平均的な費用の目安】
- 授業料等 8000ドル
- 滞在費 5400ドル
- 現地でのおこづかい 1200ドル
- 航空券代 1500ドル
円高はいつ円安に移行するかかわからない
留学タイミングを見逃さないことが節約につながる
カナダにお金を送る賢い方法「トランスファーワイズ」
さて、良いレートの時にカナダ留学を決めたとしても、そのお金をカナダに支払わなければいけません。入学申込時に学校に払うまとまったお金が必要になることはもちろん、留学中は何かと出費がかさむので、日本の自分の口座のお金や、家族からのお金をカナダに送ることが必要になります。
日本のお金をカナダに送る時にはいくつか方法があるのですが、今回は、銀行の送金に比べて手数料が圧倒的に安い、トランスファーワイズのサービスをご紹介します。
トランスファーワイズってどんなサービスなの?
カナダにお金を送金する時には、銀行による海外送金が一般的ですよね?実は、わたしもいつも送金の際には銀行で行っていましたが、今回ご紹介する「トランスファーワイズ」を知ってから、こちらしか使わなくなりました。
今後は銀行による海外送金のことは忘れてしまってOKです!
トランスファーワイズのサービスは、厳密には海外送金ではなく、送金側、受け取り側の両方で国内送金を2回行います。
トランスファーワイズは世界の様々な国で資金をプールしていて、日本からカナダに資金を送る場合、送金者は日本のトランスファーワイズの口座に国内送金をします。
その入金が確認出来たら、カナダのトランスファーワイズの口座から受取者のカナダの口座に国内送金します。
トランスファーワイズは上記の取引の際に送金金額に対して手数料を受け取りますが、それは海外送金の際に銀行が課す手数料に比べて格安です。(トランスファーワイズのホームページでは、手数料は銀行の最大8分の1だと紹介しています)
銀行のサービスには隠れ手数料がたくさん!
従来、海外に資金を移動させる方法は、銀行の海外送金や、銀行の国際キャッシュカードが一般的でしたが、実はそのどちらも、手数料が掛かります。以下、銀行のサービスとトランスファーワイズを比較してみます。銀行の海外送金サービスの一例として、三菱東京UFJ銀行のサービスをご紹介します。
同校の場合、海外送金にかかる手数料として、
まず送金手数料が、
- 窓口 5500円
- ネットバンキング 3000円
- さらに円為替取扱手数料が送金金額の0.05%(最低2500円)
さらにそれに加え、為替手数料という、銀行が外貨両替をする際に換金レートに上乗せしている手数料が加算されます。ニュースなどで一般に言われる、「1ドル○○円」というのは、仲値と呼ばれる値段で、銀行は外貨を売ったり買ったりする時に、仲値からそれぞれ手数料を取ります。
この手数料はUSドルの場合だと売り側、買い側共に1円程度を設定している銀行が多いです。
つまり、銀行の海外送金の場合、海外送金手数料だけでなく、外貨両替手数料が隠されていて、送金金額が大きくなるほど、手数料も高額になります。
さらにさらに、送金を中継する銀行が間に入った場合、中継銀行の手数料が、さらに、受け取り側の銀行が課す手数料も加算され、これらの手数料は受け取り側にお金が着金した時に初めて金額が分かります。
学費の支払いなどのように、決められた金額が相手に届かなければいけない時に、中継銀行や受け取り銀行の手数料次第で決められた金額が届かないかもしれないというのは、かなりのストレスですよね。
トランスファーワイズは手数料が格安、透明
一方、トランスファーワイズは送金手数料が格安で、しかも透明です。日本円からUSドル、カナダドル通貨への送金手数料は以下のとおりです。- JPY to USD 100 JPY + 0.55%
- JPY to CAD 70 JPY + 0.55%
その他の通貨についても、こちらで実際に数字を入力して確認 することが出来ます。→ TransferWiseの手数料を確認
これ以外の手数料は一切かからず、料金の透明性が高いことも特徴です。送金時には
- いくら送金して
- いくらの手数料がかかり
- どのレートで換金され
- いくら相手に届くか
例えば、日本から10万円をカナダに送る場合、
- 10万円送金して
- 617円の手数料が掛かり
- 1円=0.01207カナダドルのレートで換金され
- 1,199.16カナダドルが相手に届く
銀行の海外送金手数料は1万円送金しても100万円送金しても、手数料4000円~6000円くらいかかるので、10万円をカナダに送金した手数料617円という金額を見ると、トランスファーワイズが謳う、銀行の8分の1以下の手数料が決して大げさでないことがお分かりいただけると思います。
具体的に比較!30万円をカナダに送金したら、いくらになるの?
それでは、具体的な金額で試してみましょう。日本円で30万円をカナダに送金した場合、受け取り後の金額はそれぞれいくらになるでしょう?今回比較に使うのは、この4銀行、サービスです。
- 楽天銀行
- 新生銀行(Goレミット新生海外送金サービス)
- ゆうちょ銀行(ゆうちょダイレクト国際送金)
- トランスファーワイズ
送金手数料 | その他手数料※1 | 両替レート | 受け取り金額 | |
楽天銀行 | 1,000円 | 1,000円 | 1CAD=84.05円 | CAD3,545.50 |
新生銀行 | 2,000円 | 2,000円 | 1CAD=84.10円 | CAD3,519.61 |
ゆうちょ銀行 | 2,000円 | 1,000円 | 1CAD=84.31円※2 | CAD3,522.71 |
トランスファーワイズ | 70円+1,650円 | なし | 1CAD=82.79円 | CAD3,602.85 |
ロイター両替レート | - | - | 1CAD=82.66円 | - |
※2ロイター両替レートに2%を乗じた概算値
いかがですか、同じ30万円という金額を日本から送っても、トランスファーワイズは、銀行の海外送金に比べて、カナダドルで$50から$80程度受取金額が多くなっています。更に、受け取り銀行、中継銀行の手数料によっては、この差はもっと開くこともあり得ます。
トランスファーワイズの使い方
では、ここからトランスファーワイズの使い方をご紹介します。とっても簡単です!日本語で全て手続きできるので、安心ですね!
1. アカウントを作成する
まずはこちらのページに行ってください。右上にある「口座を開設する」をクリックします。
個人を選び、メールアドレスを入力して、パスワードを指定します。
Google、フェイスブックを使ってアカウント登録することもできます。
2. 必要情報を入力し、本人確認書類をアップロードする
次は送金内容を入力します。個人情報を入力します。 送金する金額 は日本円(JPY)で、 受取人の受け取り金額 の部分はカナダドル(CAD)にしてから、カナダドルの方にカナダドルの請求書の金額を打ち込むと、自動的に日本円の送金額が計算されます。
その後、送金先情報を入力します。 送金先は法人を選びます。
送金先の指定に必要な情報は、以下の6項目です。
- Eメールアドレス
- 企業名/団体名(Company Name/Account Name)
- 銀行番号 (Bank Number)
- トランジット番号 (Transit Number)
- 口座番号 (Account Number)
- 口座種別 (Account Type)
その情報を画面に入力すると、こんな感じになります。
ここで、本人確認の書類の添付を求められます。書類はスキャンしてアップロードします。
アップロードした書類を、トランスファーワイズの方で確認します。1~3営業日掛かるので、気長に待ちましょう。
3. 郵送されてくるコードを入力し、指定口座に振り込み
数日後、郵送で4桁のアクティベーションコードが送られてくるので、オンラインアカウントの、「送金情報」のページで入力しましょう。手紙はこんな感じで送られてきます。
書留だったので受け取りにちょっと手間取りました。
その後(アクティベーションコードが届いて入力する前でもいいですが)、トランスファーワイズの指定口座に振り込みをします。振込先は、上記振込操作の最後で、日本国内の口座を指定されます。
以上で完了です。初回の利用は本人確認とアクティベーションコードの受け取りに時間が掛かりますが、2回目以降はその手間もかからず、更に簡単、便利になります。
いかがでしたか?海外送金を簡単、安価にするトランスファーワイズを使って、海外送金の悩みを解決しましょう。そしてトランスファーワイズで節約したお金と時間を使って、カナダ留学を更に充実させてください!
カナダに着いた後、カナダ国内でお金を送る時に便利なサービスもご紹介します。
カナダに学生ビザやワーホリビザで滞在すると、カナダの銀行口座を作ることができます。
銀行口座があると、現金をスーツケースに保管する必要がなくなって安心だし、銀行のキャッシュカードをデビットカードとして使えるのでとても便利です。
カナダ国内で使える便利な送金サービス、イートランスファーをご紹介
そしてさらに、カナダの銀行で口座を作ると、「e-transfer(イートランスファー)」という、Eメールアドレスや携帯電話宛に送金ができる、とても便利なサービスが使えるのです。Eメールアドレス宛にお金を送るというのは聞きなれなくてちょっと心配ですが、1回使うとすぐ慣れます。
慣れると手放せない、とても便利なサービスですよ!
イートランスファーってなに?
まず始めに、イートランスファーが何かを説明します。イートランスファーとは、「Interac(インタラック)」という会社がカナダの銀行と提携して行うサービスで、インタラックのホームページでは次のように説明されています。
インタラック イートランスファーはお金を送ったり受け取ったりするとても便利な方法で、あなたは、オンラインバンキングのサービスとEメールアドレス(または携帯電話番号)とカナダの銀行口座があれば、銀行の情報を入力することなくサービスを利用することができます。https://youtu.be/6mloqND0ut0
イートランスファーは何が便利なの?
イートランスファーはどんな時に使うのでしょうか?参考に、私が最近イートランスファーで送金したシチュエーションを挙げてみます。
イートランスファーはこんな時に便利!
- 職場で同僚の誕生日ギフトを買う時に、幹事にギフト代を支払う
- 子どもの習い事(個人の先生)に月謝を支払う
- 飲み会の会計時に現金が足りなかった時、立て替えてくれた友人にその場で支払う
イートランスファーは、1セント単位で支払えるので、ギフト代や飲み会など、割り勘で端数が出た支払いにも便利です。
イートランスファーを使えば、カナダの遠く離れた場所にいる人に払うことも、目の前にいる友人に払うこともできます。
目の前の友人に払う場合でも、今までだと、銀行のATMを探して現金を引き出して払うか、小切手(そもそも日本では個人が小切手を使う習慣がありませんが)で払うかでした。
ATMを探しに行くのも、もらった小切手を銀行に行って入金するのも面倒くさいですが、イートランスファーで全て解決です。
どうですか?使ってみたくなりませんか、イートランスファー?
イートランスファーに必要なもの
イートランスファーを使うには、以下のものが必要です。- カナダの銀行口座(自分と送金先両方)
- 送金先のEメールアドレス
- 送金先の携帯電話番号(必要ない場合もあります)
- サービス利用料は無料(銀行によっては有料)です!
でも、送金をキャンセルすると$3~$5の手数料が掛かるので、注意しましょう。
イートランスファーの使い方
それでは、イートランスファーの使い方を解説します。今回は、カナダ5大銀行のひとつであるCIBC銀行のオンラインバンキングのサイトを例に説明しますね。
銀行によってサイト内でのイートランスファーの探し方や、入力が必要な情報が微妙に異なりますが、だいたいの使い方は一緒です。
イートランスファーの手順をざっくりまとめると次のステップになります。
イートランスファーのステップ
- 送金先を選ぶ(初めて送金する相手の時は、送金先を登録)
- 送金額を指定する
- 秘密の質問と答えを指定する
オンラインバンキングのページを開く
まずはオンラインで自分の口座のページを開きます。
CIBC銀行の場合、自分の口座にログインした最初の画面の左側のメニューに、
「Interac e-transfer」
が表示されています。簡単ですね。迷わずそれをクリックしましょう。
送金先を登録します
イートランスファーをクリックすると下にメニューが出るので、「Send Money(送金)」をクリック。
過去に送金したことのある相手に送金する時はここで送金先を選びますが、初めての送金の場合は、「Add Contact(連絡先を追加)」を選びます。
送金先の登録(続き)
次に、送金相手の名前(ファーストネームだけでも、ニックネームでも、会社名でもOKです)を入れます。
次からが重要です。
「Notify By(通知方法)」で相手がどうやって送金を通知されるかを指定します。
「Eメール、携帯電話のテキストメッセージ、両方」の3種類から選べます。
相手は、この通知された方法からしか送金を受け取れませんので、Eメールと携帯電話のテキストのどちらがいいか、送金先に確認しましょう。
確認が出来ない場合は、「両方」を指定しておくのが無難です。
次に、「Contact's Email Address(送金先のEメールアドレス)」、「Contact's Mobile Phone Number(送金先の携帯電話番号)」を指定します。
送金額と送金元口座の指定
次に、送金額と、どこの口座からお金を送るかを指定します。
秘密の質問と答えを入力
次に、秘密の質問を入力します。
秘密の質問とその答えは、送金先がお金を受け取る時の、錠とカギの役割をします。
質問は、「What is my favorite food?(私が好きな食べ物は?)」のような定型の質問から選ぶか、自分で質問を作ることができます。
今回は自分で質問を作ってみることにします。
質問と答えを入力します。
ちなみに、質問と答えは英語である必要はありません。(入力はアルファベットでなければいけませんが)
日本人相手に送金する時は、
質問:「Sukina Kisetsu ha?」
答え:「Natsu」
のように日本語の質問と答えにするとセキュリティが増すかもしれません。
送金内容を確認
ここまで進めると、最後の送金確認画面になります。
送金先名、Eメールアドレス、金額、送金元口座に間違いがないか、再度確認して、問題なければ、「Send Money(送金する)」を押しましょう!
送金完了です!
以上で送金完了です。
確認画面が再度表示されるので、画面を保存しておきましょう。
送金先に秘密の質問の答えを教えるのも忘れずに。
まとめ
いかがでしたか?円高のタイミングを見極めたり、トランスファーワイズで海外送金したり、イートランスファーでカナダ国内送金したり、という、お金の動かし方についてご紹介しました。
特にイートランスファーはとっても簡単で便利なサービスなのですが、使っていない人が多くてもったいないと感じています。(特に年配の人)
カナダの地元の人が使っているサービスを使いこなせるようになると、カナダのシステムに溶け込んだような気になってテンションが上ります。
まだ留学を検討中の方も、既にカナダに住んでいる方も、お金は賢く動かして、賢く使いましょう!
以上です!
もし留学で困ったり質問がある方はここまでご連絡ください!!!!
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